12月15日(土)から2日間、東京都渋谷区道玄坂にあるプリメーラ道玄坂の『アートギャラリー道玄坂』にて、今田人形渋谷公演が開催されました。
 
 
 
今年で4回目となる東京公演。
 

お馴染みとなりつつある『アートギャラリー道玄坂』へやってきました。
 
会場を貸していただく山岸さん、いつもお世話になります。
 
 
 
 
 
今年も人形の『かしら』を中心に展示。
 
人間国宝であった阿波の故大江巳之助氏が修理した『かしら』もあります。
 

 
 
 
 
 
他には、普段は行わない『三味線』の展示もあり、
 

 
 
 
 
 
今田人形座から輩出され、『人形浄瑠璃文楽座』で活躍する鶴澤清志郎さん(本名 沢栁春彦)吉田簑之さん(本名 木下愼之輔)の2人を特集した記事なども展示されました。
 

 
実は2016年に凱旋公演で飯田市に来てくださったお二人です。
 
ユネスコ文化遺産である人形浄瑠璃文楽が無料で観覧できたのは、文楽座に『今田人形座』出身の方がお二人も所属していることが縁だったとか。
 
 
 
 
 
さて、今年も今田人形保存会会長の吉澤健さんのあいさつよりスタート。
 

 
 
 
 
 
5名の今田人形座員の皆さん、東京公演を企画してくださっている林一彦さんよりそれぞれの役割解説や実演が行われました。
 
 
 
最初に三味線の説明があり、そのあと、太夫(語り手)と三味線のみで人形を伴わない浄瑠璃、いわゆる『素浄瑠璃』を実演。
 

太夫の大木島隼さん(写真左)三味線の木下雪比古さん(写真右)
『伽羅先代萩-政岡忠義の段-』の一部を実演していただきました。
 
 
 
 
 

太夫の藤塚直美さん(写真左手前)三味線の木下雪比古さん(写真左奥)
『傾城阿波鳴門-巡礼歌の段-』の一部を実演していただきました。
 
 
 
 
 

人形の解説は木下雪比古さん
 
写真のかしらは『ガブ』と呼ばれ、特殊な仕掛けによって『娘』から『鬼』のような形相に瞬時に変わります。
 
これには観ている皆さんからも驚きの声があがっていました。
 
 
 
 
 

今田人形保存会員であり、東京公演の実行委員会の一員でもある林一彦さん(写真左)も、詳しく丁寧に解説されていらっしゃいました。
 
まさに保存会員の『鑑』ですね。
 
 
 
 
 
解説後はミニ公演ということで、普通は2体(3人×2)で行う『二人三番叟』を、1体(3人)のみで実演してもらいました。
 

『主遣い(おもづかい)』『左遣い』『足遣い』の3人によって息を吹き込まれ動き出す人形に、会場の皆さんも見入っていらっしゃいました。
 
 
 
 
 
その後はお待ちかねの人形&三味線体験。
 
5名の座員の皆さんが丁寧に説明されていました。
 

人形の遣い方をレクチャーする大木島隼さん(写真左)
 
 
 
 
 

人形の遣い方をレクチャーする石井壮さん(写真左)
 
 
 
 
 

人形の遣い方をレクチャーする藤塚直美さん(写真右)
 
 
 
 
 

三味線をレクチャーする木下雪比古さん(写真左)
 
 
 
 
 

人形の遣い方をレクチャーする木下文子さん(写真左)
 
 
 
 
 
まずは重さにビックリ。そして操作の複雑さにビックリ。
 
三味線も「ギターとは弦の押さえ方が違うんだよ」ということだけでも初耳ですよね。
 
でも『実際に触れる』という普段できない体験に、来場された誰もが笑顔になっていました。
 
 
 
 
 
そして、最終日のプログラム終了後、なんと鶴澤清志郎さんが会場へお越しくださいました!
 

鶴澤清志郎さん(写真左)木下文子さん(写真右)
 
東京での公演終了後に駆けつけてくださったそうです。
 
お忙しいにも関わらず、来てくださってありがとうございました。
 
 
 
 
 
2日間でとても多くの方にお越しいただきました。
 
若い方も来てくださり、興味関心を持っていただいたことに感謝いたします。
 
今後とも『今田人形』をどうぞよろしくお願いいたします。