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龍江に移住しました#1

なぜ龍江に住むことを選んだのですか?の問いに「たまたま偶然です」と笑顔で答えてくれた桑原雅文さん。
今年の3月に「南信州・担い手就農プロデュース」の2年間の研修を終え、4月から本格的に龍江で農業を開始しました。
出身地は三重県四日市市で、前職は自動車部品の工場で働いていた桑原さん。以前の愛車はスポーツカー。20年くらい乗って改造には1,000万円くらい掛け、鈴鹿サーキットも走ったそうなのですが、今の愛車は軽トラック。
今回、龍江ホームページ運営委員会で桑原さんにインタビューをして、就農のきっかけや現状を詳しく聞いてみました。約1時間の取材に終始笑顔で受け答えしてくれた桑原さんの人となりを垣間見ることができました。

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きっかけ

龍江に来るきっかけとなった「南信州・担い手就農プロデュース

飯田市とJA、周りの市町村が共同で始めた「担い手就農プロデュース」の2期生として研修を終えた桑原さん。
 
-なぜ担い手就農プロデュースやワーキングホリデーを活用しようと思ったのですか?
興味があったといいますか、家庭菜園程度はやったことはあったのですけど、(農業を)やってみたいなという想いがあって。
たまたま長野県に泊まった時に、長野県で里親制度があるっていうのをテレビで見て、相談会に行ってみたんです。そこで、農業を全くやったことがないんだったらワーキングホリデーでやりましょうということになり、近かった飯田市でワーキングホリデーをやってみました。それが楽しかったので、飯田市もいいなと思っていて、担い手就農プロデュースの制度が始まった年に1度見に来たんですけど、1年様子を見て2期生として始めました。
その時に市田柿がやりたいと思いました。
 
-市田柿をやりたいと思ったのはなぜですか。
美味しかったからです。自分が「食べたい!」と思ったからです。
 
-研修はどれくらいの期間やっていたのですか?
開始が2年前の4月1日からだったので、ちょうど2年間です。
今は自分の仕事があるので、行っていませんが、今度の(3月)23日に修了式があるので、それだけ出たら最後ですね。
 
-研修には何人くらい参加していたのですか?
2期生は5人、3期生が3人、今年の4期生は5人ですね。
 
-具体的にはどんなことやったのですか。やはり畑の実地研修ですか。
夏はきゅうりの畑作りから始めて、ハウスと露地の両方ともやりました。秋になれば柿ですね。夏も防除とかはやっていましたけど。
 
-きゅうりは1日3回収穫すると聞いたのですが。実際はどうでした?
1日2回ですね。朝6時からでした。2期生は最初5人しかいなかったので、朝5時からやって11時ぐらいまで獲っていました。
 
-皆さんどういう人が集まるのですか。県外からが多いのですか。
関東の方が多いですね。農業が初めての方が多いです。
 
-想像と違った部分はありましたか?
JAは家や農地を探してくれるわけではないので、全部自分でやらないといけないので結構大変です。
 
‐研修する前に抱いていた農業と、実際に体験し研修を終えてから、農業のイメージの変化はありましたか?
そうですね、作業的にはワーキングホリデーでやったっていうのがあって、大変なのは結構わかっていたので。きゅうりも朝早く夜遅かったですし。それは分かっていたので、大体はイメージ通りでしたね。なんとか始めれるかなっていう。
 
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現在の暮らし


研修を終え新規就農認定農業者となった桑原さん
 
-龍江にはなぜ住もうと思ったのですか?
たまたま偶然です(笑)。
こっちに来た時に家を探していて、不動産屋でちょうど龍江で安いお家が出ていたので、ちょっと見て「ここにします」といった感じで。龍江の事は全然知らなかったし、来たこともなかったです。元々座光寺に2年住んではいたのですが、龍江はどんなところかも知らずに家を買っちゃっいました。
ずっとみんなに大丈夫かって言われてましたね。誰にも何も言わずに買っちゃって。勝手に決めちゃって。研修始まる前に買っちゃって大丈夫かっていう(笑)。
 
-家が安かった以外に、決め手はあったんですか?
天竜峡に近いとかですかね。たまに散歩に行きます。あの通りは桜もきれいですし。
 
-実際に住んでみてどうですか?
すごくよかったです。住んだら農地も決まっていて、柿畑もあるし、農地も探してくれて、地元の人が全部やってくれてすごく助かりました。
 
-地域の人たちとも触れ合う機会はありますか?
そうですね、常会とか班とか。側溝掃除もいきました。
 
-地域の雰囲気はどうですか?
いい人ばかりで、いいですね。みんな元気だし。あと龍江は凄い坂だなって。
 
-龍江の中は見て回ったりしましたか?
まだ自分の家から歩いて行ける範囲ぐらいしか行ったことなくて。天竜峡まで歩くとかそれぐらいしかないです。
 
-現在は一人暮らしですか?
四日市市では実家暮らしでしたので、今回初めての一人暮らしです。
 
-寂しくはないですか?
そうですね、結構誰かが家に見に来たり、畑にいると林さんが来たり、見てくれる人がいるので寂しくはないです。
 
-今は雨とか降らない限りは作業している感じですか?
そうですね。何かの作業をしていますね。
最近(3月)は農閑期ということもあり、かなりのんびりしています。自分のペースです。
 
-柿の作業は年中何かしら作業がありますよね?
そうですね。この時期だと、剪定終えて、一回目の防除を終えました。それほどやることは多くないですね。柿は年間でも防除は4回程度ですね。
収穫して干してとかメインの作業は、10月から1月初旬ぐらいまで集中していますね。
 
柿むき機はどうしましたか?
買いました。中古品ですけど。中古でも結構高いですね。必要な機材はだいたい揃いました。
 
畑行ってない時は、何をされていますか?田舎のライフスタイルを楽しんでいますか?
この時期は作業がそれほどないので、のんびりできればいいかなと思います。来年どうなっているか分からないですけど。稼げなくて、アルバイトやっているかもしれないですけどね。

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今後の展望


農繫期は実家のご両親にも手伝ってもらうと笑う桑原さん。
 
-基本的に、桑原さん一人でやっていくのですか?
きゅうりは一人でやって、柿の時期は忙しいので親に来てもらいます。今でもたまに泊りに来てもらって、家の片付けとかしてもらっています。(前の人の荷物が全部残って、ゴミもそのままなので)
 
-きゅうりは、桑原さん一人で全部できるくらいで栽培しているのですか?
そうですね。きゅうりはなんとか一人でやる予定です。最初の年と2年目は、土地は広げてないので。ただ、土地が広がってくると一人だと大変ですね。
今はまだ路地で5アール(500平方メートル)とそんなに広くなく、露地の間も短いので、一人で何とかできています。自分が病気になって倒れない限りは大丈夫です(笑)。
 
-今後どのようにやっていきたいという展望はありますか?
そうですね。飯田市の新規就農認定者が5年で終わると次に認定農業者というのがあるのですが、それが売上目標1,000万円なんです。一応それを目指さないと駄目かなって。
達成するには柿も増やして、人を雇ったりしないとですね。
まずはパートナーとなってくれる方を大募集します(笑)!!


 

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